1/25 竹炭づくりイベント開催レポート:竹の爆発に驚き、友と出会う冬の一日

1/25 竹炭づくりイベント開催レポート:竹の爆発に驚き、友と出会う冬の一日 レポート

1月25日()、真如苑助成事業の2回目となる竹炭づくりイベントを開催しました。3組11名(大人4名、子ども7名)のご参加をいただきました。

氷が張る寒い朝

この日の朝は冷え込み、防火用のバケツに氷が張るほどでした。朝の挨拶のあと、竹炭をつくる意味や竹炭の果たす役割、作業の流れと注意点を説明し、炭焼きのスタートです。

焚き付けづくりから竹の投入まで

最初の作業は焚き付けづくり。火がよく燃える組み方、構造、素材の選び方を説明し、参加者の皆さんに一人ひとつずつ作っていただきました。バーナーで焚き付けに着火し、いよいよ炭焼きが始まります。

まずは燃えやすい竹穂や枯竹、細竹から投入して火を大きくしていきます。火が回ってきたら、筒状の竹、青竹も投入。炉がいっぱいになるまで竹を入れ、熾火になるまで待ちます。ある程度熾火になったら、また竹の投入。この繰り返しを3回ほど行いました。

竹筒ごはんと器づくり

炭焼きの合間のお楽しみは、竹筒で炊くごはん。熾火となった炭を取り出して、バーベキューコンロで準備を進めました。

竹筒ごはんのための器や箸も、もちろん竹でつくります。一人の少年が率先して、器と箸づくりに取り組んでくれました。ナイフで箸や器の角を整え、やすりで口当たりをよくする。炭焼きそっちのけで、こちらの作業に没頭する姿が印象的でした。積極的に、使う人のことを考えて丁寧にものづくりに向き合う様子に感心しました。

ミニ講義

炭を焼いている間、ガイドさんと私で交代でミニ講義を行いました。

ガイドさんからは、竹がどういった植物か、竹の利用法、竹林の現状、そして竹とこれからうまくつきあっていくためにというお話しを、私からは、全国的な竹林問題のこの地域での解決の一助を目指す、この取り組みの意義や展望をお話ししました。

消火と完成

最後はバケツで水をかけて消火。何度もバケツを運んで、みんなで水をかけます。ポーラス竹炭(消し炭)のできあがり。今回は準備した竹の量が多かったこともあり、前回より多い2㎥の竹炭を焼くことができました。

朝の寒さが気にならないくらい、体を動かした一日。最後は竹筒で炊いたごはんを食べながら懇談して解散となりました。火加減が難しく炊き上がりにムラができてしまいましたが、それもまた体験。食べられるところを美味しくいただきました。

参加者の声から見えてきたこと

イベント後のアンケートでは、全ての参加者から「とても楽しかった」という評価をいただきました。その声を振り返ると、今回のイベントの成果がいくつか見えてきます。

子どもたちの主体的な学びと発見

子どもたちが特に印象に残ったこととして多く挙げてくれたのが「竹が爆発する音」でした。竹に含まれる空気が熱で膨張して破裂する現象は、自然の力を実感する瞬間です。中学生からは「テント式の木の組み方がとても楽しく、どうしたらちゃんと火がつくかなど頭を使い楽しく火をつけられた」という声がありました。焚き付けの構造を理解し、試行錯誤する過程そのものが学びになっていたことが伝わってきます。

保護者の方からは「積極的に自分の仕事を見つけたり、協力していました」「一生懸命、仕事し頼りになる戦力でした」という声をいただきました。子どもたちが受け身ではなく、自ら役割を見つけて動いていた様子が印象的だったようです。

人との出会いと交流

「お友達が出来て遊べたこと」「友達ができたこと」という声が複数ありました。小学6年生の参加者は「帰宅してからも、また行きたい!友達ともまた会いたいとウキウキでした」とのこと。異なる年齢の子どもたちが一緒に作業し、遊び、交流する場になっていたようです。

保護者の方からも「素晴らしい場所で素敵な人達との出会い、貴重な経験が出来たこと最高でした」という言葉をいただきました。世代を超えた交流の場としての価値も感じていただけたようです。

環境問題への気づきと学び

「竹藪が散乱していると土砂崩れや災害につながると自分自身にも学びになり、子供達もとても大切な事を学べました」という声がありました。竹炭づくりという体験を通じて、竹林問題や環境保全について考えるきっかけになっていることが伝わってきます。「ただ竹炭を作るだけでなく、丁寧な解説やミニ講座」という声もあり、実践と学びを組み合わせた構成が評価されていると感じました。

これからの活動へ

子どもたちからは「田んぼで虫探ししたい」「水生昆虫を観察したい」「田んぼの真ん中にひまわりを植えたい」といった、これからの活動への希望も寄せられました。

現在、修善の森では耕作放棄されていた場所を田んぼとして復活させる準備を進めています。冬水田んぼやその周辺での湿地帯ビオトープづくりを計画しており、春から夏にかけては様々な水生昆虫やトンボが訪れる場所になるでしょう。こうした子どもたちの「やってみたい」という声に応えられるよう、今後の活動プログラムも充実させていきたいと思います。

次回開催予定

竹炭づくりイベントは、今後も毎月第4日曜日に開催予定です。

次回開催:

  • 2月22日()
  • 3月22日()
  • 以降も第4日曜日に継続開催

詳細は追ってお知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております。


※この事業は真如苑 環境保全・生物保護 市民活動助成の助成を受けて実施しています。