2月22日(日)、真如苑助成事業の3回目となる竹炭づくりイベントを開催しました。今回は3組6名(大人3名、子ども3名)にご参加いただきました。11月、1月とリピートしてくださった親子の方々と、修善寺の里山活動に継続参加してくださっている方が集まってくれました。
河津桜まつりの渋滞で集合が少し遅れたため、先に来てくれていた親子に前々回の竹炭のトン袋の開封作業を手伝ってもらいながらスタートを待ちました。炭焼き場の目の前では、早咲きの桜がちょうど花を咲かせていました。


竹を焼く
全員が揃ったところで、まずは竹炭をつくる意味とその日の作業工程の説明から。続いて焚き付けづくり。参加者それぞれが薪を組み、着火。火が回ってきたら細竹、枯竹から順に投入し、炉がいっぱいになるまで竹を入れていきます。熾火になったら再投入——この繰り返しを3サイクルほど。








2月とは思えない穏やかな陽気で、竹の投入サイクルの合間に田んぼの畔で寝転んでうとうとしている姿も見られました。今回も2立米には届かないくらいの竹炭を焼くことができました。


焼きリンゴと竹筒パンケーキ
今回の食のお楽しみは、熾火を使った焼きリンゴと竹筒パンケーキの2品。
焼きリンゴは大成功。芯をくり抜いてバターとシナモンを詰め、じっくり焼き上げたリンゴはとろりと甘く、子どもたちにも大好評でした。一方の竹筒パンケーキは、竹筒が焦げてしまうハプニング。食べられる部分を味わうと味はよく、前回の竹筒炊飯と同じく「次回こそ」という宿題が残りました。
今回も子どもたちが竹の器と箸をつくってくれました。ナイフで割って角を取り、やすりで仕上げる。炭が熾火になるのを待つ時間が、ものづくりの時間に変わります。




また、竹炭を入れた植木鉢と入れていない植木鉢で育てたカエデの苗を持参し、根鉢を観察する時間も設けました。竹炭を混ぜた土と通常の土で、根の張り方に違いがあるかどうかを実際に見てもらう試みです。「目に見えないことを確かめようとする姿勢」を伝えたかった時間でした。


竹炭の品質が数字になった
今回あわせてご報告があります。当会が生産した竹炭サンプルを、2月に第三者の専門分析機関に送付して品質検査を実施しました。3月6日付けで報告書が届き、土壌中で長期間分解されずに残る炭素(固定炭素)の割合が87.3%という結果が得られました。これは「きちんと高温で炭化できている」ことを示す数値で、土壌改良材としての効果が長く持続することを意味します。また、炭化しきれていない成分(揮発分)も5.4%と非常に低く、品質の高さが確認されています。分析機関より、バイオ炭の国内規格(JBAS規格)への適合が正式に認定されました。
皆さんと一緒に積み重ねてきた竹炭づくりが、こうして客観的なデータとして裏付けられたことを嬉しく思います。
参加者の声から
全回答者が「とても楽しかった!」「また参加したい!」と答えてくれました。
「焼きリンゴと竹筒パンケーキがおいしかった」「竹で箸を作ったのが楽しかった」「竹が弾けてマスクに穴があいてびっくりした」——子どもたちの言葉は毎回、イベントの手触りをよく伝えてくれます。
保護者の方からは「竹炭の使い方や効果まで実践的に教えてくれるので、子どもに生きる知恵を伝えていただいていると感謝しています」「田植えが楽しみです」という声をいただきました。
現在、修善の森では休耕田を田んぼとして復活させる準備を進めています。冬水田んぼと湿地ビオトープの整備を計画しており、春から夏にかけて水生昆虫やトンボが訪れる場所になる予定です。「田植えが楽しみ」という声に、ぜひ応えていきたいと思っています。
次回は 3月22日(日) 開催予定です。詳細は近日公開します。皆さまのご参加をお待ちしております。
※この事業は真如苑 環境保全・生物保護 市民活動助成を受けて実施しています。

