森づくり活動レポート:2022年11月8,16日「トンボの楽園初回イベントのための事前整備」

レポート

「2022年度 親子でつくろうトンボの楽園 in 修善寺」の初回イベント開催のために、11月中に2日間沢周りの整備活動を行いました。沢筋一帯を歩いて回って、水辺の生き物を観察できるように歩き道の整備と、池づくり体験のための池の護岸の下ごしらえ作業などを行いました。

まず、砂防ダム出口の水のたまる箇所(止水域、池)。土砂で埋まり、大雨で水量の多いときには、ここから生き物が流出してしまっている状況でした。砂防ダム出口から先は、地面の下を通るコンクリート水路となってしまっているため、生き物が生きられる余地がありません。砂防ダム出口のこの池が、この沢筋一帯の生き物の最後の受け皿となれば、トンボの楽園に一歩近づくはずです。

砂防ダム出口の穴と同じ高さまで埋まっていた土砂を、膝丈まで足が埋まってしまうくらいまで掘り込みました。これで当面は、生き物の流出をあるていど防げるはずです。この池は、トンボの楽園イベントの最後の池づくりのときに、みんなで仕上げたいと思っています。

この池までの斜面が滑りやすかったため、地面を段切りして、階段状に歩き道として整えました。

こちらは、初回イベント時に池づくり体験の場所とする池。イベント時間内に池の形を仕上げられるように下準備をしておきました。

こちらは初回イベント時に仕上げます。

*本プログラムは一般社団法人 コンサベーションアライアンス・ジャパン「アウトドア環境保護基金」2022年度前期助成プログラムにより運営しています