【3年目】修善の森トンボ・ビオトープ・プロジェクト

【3年目】修善の森トンボ・ビオトープ・プロジェクト

概要

トンボ・ビオトープの1年目2年目の取り組みを継続して、今年度も修善寺の里山(半経寺山)にて、トンボが生息するための水辺空間ビオトープをつくります。安定したトンボの生息環境ビオトープを創造することをテーマとした、環境改善環境学習の取り組みです。
*ビオトープBiotopとは「生き物の生息空間」のこと(ビオBio(生物)+トープTopos(場所))

活動説明

1年目の取組みでは、1箇所だった池(止水域)を新たに6箇所つくり、5種のヤゴが定着、ヤゴの抜け殻や、成虫のトンボが飛翔する姿、水面に産卵する姿などを観察することができるようになりました。2年目の取組みでは、沢の下流部につくっていたビオトープを沢の上流部にまで広げることができ、また広場や道具小屋や車道を整備することもできました。

最終年となる3年目では、これまで造ってきた池を自然の表れに応じて順応的に維持管理しつつ、沢筋全体をより安定したビオトープにするべく、一定の完成形を目指して取組みを進めていきます。

一年を通して、大雨が降るたびに岸が崩れたり土砂が流れて池や流れが埋まってしまう課題と向き合い、雨水が浸透する健康な土壌の回復に重点的に取り組んでまいります。地面に降った雨が土砂を流さずスポンジのように土壌に浸透し、滲み込んだ水が泥を引っ張ることなく沢に湧き出す、大雨でも崩れない永く安定する地形を目指します。

流れや池が安定して保たれ、沢全体が生き物の生息するビオトープとなることを想い描いて

スケジュール

本年度は3月より基本的に毎月第4日曜日に開催することとしました(主催者の仕事の都合により日程変更となる場合もあります。また、夏休み企画など活動内容が変更になる可能性もあります。その際は、都度HPにて告知いたします)。

第一回2024/11/16(),17(「炭焼きと環境改善WS」受付終了活動レポート
第二回2025/2/22(「沢の整え~護岸づくりなど」受付終了活動レポート
第三回2025/3/23(「沢の整え~護岸づくりなど」受付終了活動レポート
第四回(臨時開催)2025/4/13(「里山ガイドウォーク」活動レポート
第五回2025/4/27(「タケノコ掘りと沢の整え」募集案内活動レポート
第六回2025/5/25(「沢の整え~護岸づくりなど」募集案内活動レポート
第七回2025/6/22(「沢の整え~護岸づくりなど」募集案内活動レポート
第八回2025/7/27(「沢の整え~護岸づくりなど」募集案内活動レポート
第九回2025/8/24(「沢の整え~護岸づくりなど」募集案内活動レポート
第十回2025/9/28(「成果観察会」募集案内活動レポート

活動の目的と目標

目的

  • トンボ類の生息環境を拡げ、地域の生物多様性保全につなげる
  • 地域の方たちに対し開かれた環境学習の場として里山(半経寺山)を活用するため、地域の方たちとともに整備を進め、自然環境への意識を深める

目標

  1. 整備イベントの参加のべ人数40名
  2. 新たなトンボ アサヒナカワトンボの誘致定着 
  3. ビオトープ周辺の周遊型観察路を約80m整備
  4. 沢筋法面、周遊路周りの土留め延長約120mを整備
  5. 上空視認性の向上のため竹林(約600㎡のうち4割)の間伐し、環境改善資材となる竹炭に加工

補足資料(エリア地図)

本企画は一般社団法人 コンサベーションアライアンス・ジャパン「アウトドア環境保護基金」2024年度前期助成プログラムにより運営しています